現研フォトドキュメント連続講座2014 写真家は何を見たか
~テーマの発見、写真家の挑戦~
毎月・第一水曜日 午後 6:30 ~ 8:30
場所:現代写真研究所(東京都新宿区) 参加費 現研生・JRP会員 2,000円 一般2,500円
写真の主題や撮り方は様々あるが、写真はこの今(それは後で歴史とよばれる)を人の目とは別様に容赦なく記録する。それがなければ忘れてしまうものを記録する。現場のにおいや音、時代の想念さえ伝わることがある。写真家は現場で何を見たか、その写真は何を伝えているか。現研の講師、招待講師が、自らの中軸となる写真の仕事と、関連する写真家たちをとりあげて、今日の写真の可能性と課題を考える講座です。
第1回 1月22日(水) 連続講座・開会シンポジウム『写真 記録の力』
英伸三・中村梧郎・金瀬胖・開次男・尾辻弥寿雄
治安雄持法下の写真、戦後写真、現研の始まり(1974年)のころ、写真はその時代をどう記録してきたか。そしていま国民総被爆の時代、憲法の死滅の危機の到来。写真と人間の自由、記録の力を考えます。
(この回は参加費無料・回終了後、懇親会を行います。懇親会費別途)
第2回 2月5日(水) 英伸三『“減反”廃止と日本農業の衰退』
政府は40年以上つづいた米の生産調整“減反”を2018年度を目途に廃止することを決めた。1961年から始められた「農業近代化政策」によってめざましい発展を遂げた日本農業が、なぜ急速に活力を失い、1970年には減反へと後退したのか。そしていまTPPへの参加を見越して作付けを農家の経営判断に委ね、減反廃止を打ち出した。英伸三の写真で1960年代、70年代を中心とした日本農業の動向を振り返り、減反とはなんであったか、そしていま、何を撮影対象にすべきかを考えます。
第3回 3月5日(水) 中村梧郎『写真で見る現代の戦争 何が記録されたのか』
第4回 4月2日(水) 桑原史成『水俣の記録者』
第5回 5月7日(水) 金瀬胖『核時代の写真家たち』
第6回 6月4日(水) 尾辻弥寿雄『パリを撮る写真家』
第7回 7月2日(水) 岡井耀毅『土門拳の仕事』
第8回 8月1日(水) 開次男『エネルギー革命と炭鉱労働者』
第9回以降(9月以降)後日発表
参加費は当日申し受けます。
◎全講座12回をご参加される場合2,000円引き、6回お申し込みで1,000円引き◎
お申し込み・問い合わせは
現代写真研究所事務局
〒160-0004
東京都新宿区四谷3-12沢登ビル5F
電話 03-3359-7611
ファックス 03-3355-6593
メール jimukyoku@genken.ac
交通案内など詳しくはこちら http://www.genken.ac/modules/access/